※記事の内容は2025年3月末日のものです。

Culture developerson 未来の街を描き、新しいカルチャーを育む人々。

03ホテル事業

  • グランビスタ ホテル&リゾート
    開発事業副統括

    佐賀さん

  • グランビスタ ホテル&リゾート
    事業運営部

    浅井さん

  • 事業本部

    浅野さん

サンケイビルならではのホテル開発。

浅野サンケイビルでは、サンケイビルグループのグランビスタ ホテル&リゾート(以下、グランビスタ)や、ABアコモといった国内運営会社、マリオットやヒルトン、ハイアットといった外資系運営会社とともに、ホテル開発をデベロッパーとして推進しています。
ホテルブランドによって掲げるコンセプトが違いますし、そのブランド特有の色があります。また、グローバルホテルチェーンのブランドであれば、世界共通のサービス品質基準を提供するための明確なスタンダードもあります。ただ、どのブランドと組んでどのようなホテルを作るにしても、お客様にその地域の理解を深めていただき、その場所ならではの体験をお楽しみいただけるようにしています。

佐賀グランビスタのブランドステートメントは「地域の価値で、未来を変えていく。」となっており、それをどのように具現化して事業化していくかという点が当社のホテル開発におけるこだわりの部分です。これが定められたのはサンケイビルグループに加わる数年前ですから、もともと地域を大切にするという思いは共通していましたね。

浅井グランビスタがサンケイビルグループに加わったタイミングで、インターゲートホテルズの開発がスタートしました。私たちも地域ならではの価値を本当に重視していますので、例えば最初に京都と東京にできた2つのホテルも、同じブランドでありながらデザインコンセプトやテイストは異なります。
また、インターゲートホテルズ全てにおいて、ハードを作る段階から私たち運営会社も深く関わらせてもらいました。ホテルを運営する立場としてかなり細かいところまで意見を言って、希望を聞いていただきましたから、施工会社の方々は本当にたいへんだったと思います。

佐賀インターゲートホテルズの開発においては、ソフトの部分をグランビスタが主に考え、その多くを取り入れていただきましたが、それを上回るたくさんの知恵をサンケイビルから拝借しながらの協業でした。ホテル運営会社として、ずっとやりたかったことが、サンケイビルと一緒になることで実現できたとも言えます。サンケイビルグループに加わったことで、ホテル開発の舵を大きく切ることができました。

浅野インターゲートホテルズに限らず、外資系運営会社と組むホテル開発においても、グランビスタと協業して商品企画を行っています。デベロッパーの意向だけで商品企画を進めると、建物の収益効率が優先され、ホテルの魅力となる+αの付加価値が削ぎ落とされてしまいがちです。でも、グランビスタが商品企画段階で運営・販売の観点から品質面の確認をしてくださるので、これはサンケイビルの強みですね。

地域の価値に光を当て、守っていく。

浅井ホテルが文化を紹介する場としての役割を担うことで、地域の活性化につながると考えています。ホテルインターゲート京都 四条新町は祇園祭で知られる山鉾町の中にありますので、ホテルが所属する町内への貢献という意味も込めて、祇園祭を体験する宿泊プランを販売しています。こういった活動では利益を求めず、お力添えいただいた地元の方々に還元し、私たちの売り上げは宿泊とお料理だけにする。このようにすることで、ホテルの存在を地域貢献につなげています。

浅野地域にある価値を生かすことも、守ることも大切ですよね。ある土地で開発をさせていただくからには、その土地の記憶を残していくこともミッションであり、そこが歴史ある場所ならば、歴史を後世に伝えられるものを効果的に活用することは重要です。

浅井ホテルインターゲート京都 四条新町が建っている場所にはもともと伊勢長という老舗料亭がありました。そこで使われていた鬼瓦を庭に置いたり、料亭を解体した時に出た資材で創ったアートを展示したりしています。その土地に古くからいろいろな方が関わっていたということを、新しいホテルが建ったことによって忘れ去られないようにしたい。施主であるサンケイビルもそれを理解してくださっているので協力してもらえました。かつて伊勢長によく来ていたという京都在住のお客様が、半年に1回ほど泊まりに来られては、それらを見ながら土地の記憶を懐かしんでいらっしゃいます。

新しいカルチャーを生み出す、今後のチャレンジは?

浅野インバウンドが活発化して、多くの会社がホテル事業に取り組まれるようになったので、近年は様々な形態のホテルが誕生していますが、未だ圧倒的に宿泊特化型ホテルが多いと感じます。私がカルチャーデベロッパーとして作りたいのは、その場所でしか生み出すことができなくて、そこでしか体験できないものがあるオンリーワンのホテル。あの街に行きたいからこのホテルを選ぶ、のではなく、あのホテルに泊まりたいからその街を訪ねる。そんな旅の目的となるホテルを作れれば、デベロッパー冥利に尽きますね。

浅井インターゲートホテルズも開発していく中では、地域の方々からの不安視されている声もありましたが、開業して地域の皆様のお役に立てるように運営を続けていると理解が深まり、とてもありがたい声が多く届くようになりました。今後、インターゲートホテルズをぜひうちの地域に出してほしいと言っていただけるように、しっかりとブランド力を上げていくことが自分の使命です。地域の価値もホテルの価値と一緒に上げていくことができれば、いちばん素晴らしいなと思います。

佐賀インターゲートホテルズは当初から10店舗を作るというのが目標でした。今後は、まだ出店できていない都市へ進出し、まずこの目標を達成したいですね。また、サンケイビルと一緒に、ホテル関連の新しい取り組みにチャレンジしていくことも目標です。さらに、具体的には話せませんが他社とは違う新しい事業を実現していくことも、もちろん考えています。

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